島津斉彬がはじめた薩摩藩の集成館事業のひとつに紡織事業があります。 
古くから衣食住の衣として、手作業で綿花から糸を紡ぎ織物を織ることは日常的に行われていましたが、
この集成館事業によって近代的な紡織技術を取り入れ機械を輸入し、産業として織物を織り始めました。
これらが日本経済を発展させた紡績や織物産業の礎となった事は言うまでもありません。 
この中で薩摩藩が独自に開発した日本初の力織機(大幅機)で初めて織り上げたのが帆布だと言われています。
(「近代日本黎明期における薩摩藩集成館事業の諸技術とその位置付けに関する総合研究」より) 
現在では帆布は、本来の帆船の帆としての需要はほぼなくなってしまいましたが、
鞄などの小物類に使用される丈夫な生地として各地で生産され続けています。 
糸芭蕉帆布は芭蕉布にも使用される鹿児島産の糸芭蕉の繊維と木綿の繊維を混紡した独自の糸を開発し、
織り上げた帆布です。

2018かごしまの新特産品コンクール 鹿児島県知事賞受賞

「糸芭蕉帆布ツールケース」


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